3月11日の東日本大震災にて亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
あの震災を忘れない。
と言うか、忘れられるわけがない。
それだけの威力だった。
大量出荷を控えた「いかの糸造り」。
仕事での大事な仲間達も。
國洋 山田工場。
栄治兄貴を探しに、大槌の遠藤水産のもとへ。
会社まで行けなかったのが、凄く悔しかったのを覚えている。
大好きな故郷「宮古」も。
こん時は、「宮古」ダメかなって。
思っている、自分がいた。
そもそも、自分の生まれ育った「宮古」をどうのこうのとか。
その時は考えている余裕がなかった。
会社の事で頭いっぱい。
辛かったけど、そこでは絶対に終わりたくなかった。
それだったら。
そこを抜けて。
そこを越えて。
もっとやりてぇって。素直に思った。
こんな気持ちにさせてくれた震災。
海と共に生きるって言う事。
大事な資源を活用し、商売していると言う当たり前の事。
会社のトップで働いていると言う責任感。
もっと「宮古」って胸を張って言える産地にしたいと思った強い気持ち。
被災地だから出来る事。
色々とこの3年で自分自身が前に進んだと思う。
大事なのは。
震災を忘れないとか、風化させないとか。
そう言う事ではなく、
被災地の「今」をもっと発信して伝える事だと俺は思う。
震災によって被災した人、被災しない人。
それでも被災地に住んでいる人達が、どう言うアクションを起こすかで変わってくる。
絶対、この町が変われるチャンスなんだ。
まだまだケツの青い32歳が下した決断だから。
頑張れって言ってくれる先輩、仲間がいるから。
もうスタートは切ったんだから。
逃げねぇよ。
もっともっと俺は、
「宮古」をやるって
勝負に出たんだから。
イカ王子☆