三陸宮古の美味しさを全国へ 共和水産株式会社

弱い自分へ。

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あの震災から、4年。

あの震災は、弱い自分を少しだけ強くした。

前を向く事も、繋がる事も。

閉鎖的な産地を変えたくて。

そして、弱い自分を変えたくて。

 

 

震災後に想った事だけはブレずに突き進みたかった。

過去を否定したくなくても。

それでも、過去をぶっ壊さないと新しい何かが生まれない。

そんな状況だった。

震災があったからと言うのもそうだが、共和水産が事業継承の時期に差し掛かっていたのも事実。

色々な動きが自然と加速した。

魚の鮮度がいい。市場がきれい。

宮古では、その様なフレーズを良く耳にします。

私も確かに魚の鮮度が良い、市場がきれい。

そう思う事が多いです。

でも、その魚を工場を人間を気持ちを本当に見せてきただろうか?

少なくても自分はそう言う部分は弱かったと思っています。

発信をするには、想いを伝えるには、モノを作るには、

他地域にも匹敵するくらいの、管理された中でモノを作っている加工場が必要です。

魚の鮮度、衛生的な市場、見せる工場、製造ノウハウ、熱い想い。

その全てが産地に整った段階でやっと武器が揃うんだと思います。

 

 

見せる工場。モノづくり。そして熱すぎる想い。

そこは共和水産が先頭切ることで宮古に武器が増えるんじゃないか?

そう思い、藤原新工場に着手しました。

 

 

実際にやっている私達が一番強く伝えられる。

宮古弁で恥ずかしながらも魚を自慢する。

そんな私達にしか伝えられないんです。

 

 

この海と共に生きているんだから。

 

 

 

その醍醐味に魅了されたんだから。

 

 

この海と熱い人達、そして昔から魚を扱い、受け継がれてきた「目利き」がある。

震災は、自然と共に付き合っている私達にとっては避けられない現実だから。

だからもう「被災地」は辞めにしよう。

ここは紛れもなく、「三陸・宮古」だから。

 

 

共和水産としても漁火としても強く伝えられる理由は一つ。

この宮古の良さを知っているから。

だからこそ、地元だけで伝えるのではなく、

全国・世界へとアクションを起こして発信する事しかないと思います。

同じ水産業の社長さん達の奮闘ぶり。

震災をもろともせずに水揚げされてくる魚。

やっぱり自分はこう言った人や魚に奮起します。

だからこそ伝えたい。

共和水産の従業員の皆、漁火のメンバー、宮古の水産業の方々、そしてずっと共和水産を支えてくれた方々への感謝の思いを忘れずに、

恐がらないでもっと発信して行きたいと思います。

弱い自分を変えるんだ。

 

イカ王子☆