三陸宮古の美味しさを全国へ 共和水産株式会社

漁火アメリカンドリーム。

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3月6日~8日に行われた、「Seafood Expo NORTH AMERICA2016」に参加する為にアメリカのボストンに行って参りました。

共和水産の藤原工場では米国HACCPを「いかそうめん」で取得したこともあり、初のアメリカ進出。

東北では弊社だけです。日本からは10社のみ。

HACCP認定がないとこのジャパンブースのステージには立てません。

 

 

日本の食品は安全・安心に気を使い、労力・コストをかけ更に品質向上をしようと日々努力している食品会社がたくさんあります。

それなのに日本は食べ物の値段が安いです。

なおさら水揚げの減少や原料高となると私達の様な水産加工会社は年々良いニュースが無くなります。

せっかくHACCPを取得し労力・コストをかけたのだから、1円でも高く売りたい。

その為の認定なのではないだろうか?

と自分自身に言い聞かせながら、藤原工場での取得を決断しました。

 

 

さすが世界最大級のシーフードショー。

「質」が違います。食べ物の見せ方や発信の仕方。

衛生的なのは当たり前で商談の際は戦略的な所も垣間見えアジアとは全く違ったイメージを受けました。

 

 

アメリカ、カナダ、中国、台湾、香港、ブラジル、シンガポール、マレーシア、モロッコ、ブルガリアなどなど、

世界各国のバイヤーさんやシェフの方々と商談をさせて頂きました。

 

 

KYOWAのいかそうめんを試食して頂きました。

たくさんの方に美味しいと言って頂き、そして可能性もあると言って頂き、更にはこの技術を売ってくれないか?

とまで言われました。

 

 

LAの日系スーパーにはトライアル出荷も決まり、現在ではNYの飲食店と商談中など様々な収穫がありました。

KYOWAのいかそうめんが世界の『Squid Sashimi』になる可能性だって十分にあります。

 

 

 

私はアメリカ進出は若者に対しても夢を与えられると思っています。

そして自分自身もっと夢をみたい。

震災後は特に、

「やりたいを辞めたくない」

自分がやりたいことを積極的になることで繋がりも増え、新しい道が開けたように感じます。

こんな私の思いに一緒に付い来てくれた漁火のメンバー。

 

 

東京に行くのとは訳が違う。

お金だって時間だってかかる。

私がアメリカに挑戦したいと言った際に、二つ返事で一緒に行くと言ってくれた漁火のメンバー。

「一緒に行って漁火のフライキ掲げよう!」

そう言ってくれる仲間が自分にはいる。

商談させて頂いた全世界のバイヤーが美味しいと、「excellent!!」とまで言ってくれた

「いかそうめん」を一生懸命作ってくれるKYOWAの従業員達もいる。

一人じゃなくて皆で戦っているから面白い。

圧倒的に大変な時の方が多いけど、噛み合った瞬間にその苦労が解き放たれる。

また皆で戦いたいと思う。その繰り返し。

どうなるかはわからないし、自分のキャパもある。

KYOWAとしての国内でのカップ商品の販売拡大。

漁火の活動。イカ王子プロジェクトも。

「やりたいを辞めたくない」

アメリカは夢を見させてくれる大きな大きな市場でした。

漁火でアメリカンドリームを掴むんだ。

イカ王子☆