宮古の魚の売り場はこのままではいけない。
これは魚屋の私達以外の宮古に住んでいる方々も感じていると思う。
やっぱり魚の鮮度と小売りの元気はリンクしないと私はダメだと思っている。
私達の水産業は宮古市の「食」に携わる大きな大きな役割を果たしている。
この「食」があることで観光業も更に盛り上がる。
宮古市は「食」=「水産」
この町は紛れもなく水産の町なんだ。
7月10日(日)オープン
「宮古 海の産直 きとがんせ」
宮古市の水産加工会社の、おがよし・かくりき商店・川秀・佐幸商店・柳沢商店・共和水産が連携し、今回販売店舗を行う事になりました。
宮古チーム漁火の枠も飛び越えて、年齢の枠も超え、ただ宮古の魚売りをもっと発展させたい。
宮古の町を元気にしたい。そんな想いで各社が毎週の様に意見を出し合い、ここまで辿りつきました。
私達は水産加工会社なので、物売りはド素人。
そんなたどたどしさも新鮮で良いと店内で声出しをしながら感じていた。
それでも皆、商品の作り手。
熱度は絶対負けていない。自分達で末端価格を付けると言う事がほとんどなかったから、凄く新鮮でもあった。
どんな価格帯が良いか、どんな商品ラインナップが良いか。
野球の打者で例えるなら、四番は何が良いか?下位打線は何が良いか?
各事業者が知恵を出し、宮古の皆を喜ばせたいと取り組んだ。
オープン1時間前からのこの行列。
雨降りが続いた宮古なのに。
何故かこの日は燃えるように熱くなった。
まだまだ改善する部分はたくさんあるけど、お客様の喜ぶ顔が見れて良かったと純粋に思う。
そして何よりも自分達が楽しかった。
実は私は今回は主役ではありません。
そうは言いながらも一番先頭を切って声を出していたと様々な方に笑われた。
今回の自分の役割はわかっている。
どれだけ声を出して、バカが出来るか。恥ずかしい事を積極的にやれるか。
そして商品ラインナップの所で細かな調整をし、全体の見栄えを良くするか。
宮古は閉鎖的で足の引っ張り合いをする所がある。
逆に言うとそれだけの古い伝統がある。先代の方々が守って来てくれた物がたくさんある。
それでも宮古の魚屋で意見が一致している所がある。
宮古市内の魚の売り場はこのままではダメだ。
それなら、流れを作ろう。流れは自分達で作るものだから。
足を引っ張り合うのではなく、自分は宮古の水産業を引っ張って行きたい。
同じ熱がある事業者の方々ともっと絡んで宮古の水産業を盛り上げたい。
前に進んでいると確実に実感出来た。2016年7月10日でした。
たくさんのご来場、誠に有り難うございました。
今週の17日も営業です。
それでは東京に行って来ます。
イカ王子☆