三陸宮古の美味しさを全国へ 共和水産株式会社

HACCP講習会を終えて

TOP > ブログ > HACCP講習会を終えて

こんにちは、ともきです。

昨日は大船渡市で行われたHACCP講習会に行って参りました。

早速昨日の講習会の感想などをお知らせしたいと思います。長ったらしく、いかにも「俺知ってるよ」的な感じのブログになるかと思いますので宜しくお願いします。笑

さて、「HACCP」(ハセップ、ハサップ)という言葉を聞いたことはあっても、意味を知らないという方ってけっこういると思います。私も実際弊社に入るまではその一人でした。

Hazard Analysis (and)Critical Control Point 文頭の文字を取って[HACCP]なのですが、日本語に訳すと、

「危害分析と重要管理点(工程)」となります。難しいようですが要は、ひとつの製品を作るに当たって、

この部分は危ないなとかって部分を沢山考えて、それを防ぐためにはどうすれば良いかを対策をすること。

って言えば分かりやすいですかね!

そもそも何故HACCPが重要なのか。それは簡単なことで、食品は「人の命に関わるもの」だからです。

食品での死亡事故ってよくニュースとかで聞きますよね。そんなことほんとはあってはならないことです。例え、死につながらなくても異物が混入していて怪我をしてしまっただとか、腹を下してしまったとか、せっかく楽しみにして購入してくれた消費者を裏切る行為です。

しかし実際どんなに大きな企業でもクレームがないことはないと思います。でも、しっかりとその食品を作る工程を記録に残していて、安全に作る、という取り組みや意識を持つことによって、それは最小限に減らすことができるのではないでしょうか。

HACCPにも大事なポイントって沢山あると思うのですが私は一番重要な点は、

「個人の、取り組みへの強い意識と団結力」

だと思います。

というのも、商品を生産し、出荷するまでには様々な工程があります。

もちろんその全工程を一人でこなすなんてことはできません。それぞれの担当の人がいるわけです。

その中で「俺は別にいいや」という人がいれば、その人が担当する持ち場での危害は中々見つけにくいです。

食品が人に及ぼす危害ってのはどこから発生するか分からないですから、そういった意味でチーム全員が「安全なものを作る」という意識を持ってやることが一番大事なのだと私は考えております。

今回の講習を聞きながら私は「じゃあウチではどうかな」と照らし合わせながら話を聞いていました。

弊社はHACCP工場ですが、もちろん今の状態が危害が及ばないための最善の状態、ではないですきっと。もっと細かく、深部まで掘り下げれば問題点もでてくると思います。

逆に「今はこういう書類を作って記録に残しているけどそこまで必要あるのか」という部分もあるかもしれません。無駄な部分を省けばそれは、作業効率のアップにもなりますし、イコール会社のコストダウンにもつながります。

今回の講習の一番の収穫は、「自社の現状を考える」ことの契機を自分に与えてくれた、だと私は思っております。

まだまだお伝えしたいこともありますけど、上手くまとまった(自分でそう思ってるだけ笑)ところで終わりにしたいと思います。

また、こういった講習とかがあったら積極的に参加していきたいです!外にでて色々な話を聞くと新鮮で楽しいですね!

それではまたっ!