三陸宮古の美味しさを全国へ 共和水産株式会社

本当の「おいしい」を求めて。

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最近、メディアでは異物混入が騒がれていますね(>_<)

これは難しい問題で、

今は便利な時代になり、色々な加工品があります。

やはり一番難しいのが細菌や異物混入です。

人が作っても、ロボットが作っても、細菌や異物は生産の際に人間・機械が動いている以上は、この問題に直面します。

この地球にいる以上、避けられない難しい問題なのです。

この間、ネットのニュースで「アサリに砂が入っている」と言うお申し出がお客様から届いたと言う記事に掲載されていました。

アサリが海で育って動いている以上、それは避けられない問題です。

一般的にも知られていますが「砂抜き」と言う調理法が必要な食材です。

これも消費者(お客様)が不快に思えば異物混入?不用品になってしまうのでしょうか・・・

共和水産でも、

例えば「いかソーメン」。

新鮮なイカちゃんを市場で仕入れ、そこから下足やワタを取ったり、皮をむく作業があります。

 

 

皮をむく作業は機械なのですが、最後は人間の目で確認し、一枚一枚検品作業をしています。

しかし、ごくまれに点状に皮が残っていたり、

皮の色が身に移り、ムキ身がピンク色になることがあります。

 

 

健康には何の問題もなく、知識があれば分かることでも商品が返品されてくることもあります。

共和水産の「いかソーメン」は全て無添加の商品ですが、

初めは細菌の問題にだいぶ苦しんだようです。

もちろん以前よりも、より衛生的になった藤原新工場でも毎日、細菌との戦いをしています。

 

 

細菌がない完璧な商品。

薬品をたくさん使用すれば細菌はコントロール出来ます。

しかし、栄養分や旨味などが損なれ健康にも良くない物になってしまいます。

ましてや、その「いかソーメン」は本当に「おいしい」と言って頂けるでしょうか?

薬品や精密な機械を導入すれば経費もその分かかってきます。

そうなるともちろん価格も上がります。

でも、今の時代は安くて安全な物を好む傾向にあります。

大手のハンバーガー屋さんもその問題に直面しておりますが、

同じ生産者として苦労が分かりニュースで叩かれるような報道を見ると切なくなります。

今は過敏になっていますが、ほんの少しでも消費者(お客様)が理解してもらえるような報道の仕方があってもいいのかなと思います。

 

共和水産は、安心・安全で、お客様のご期待に添える商品をこれからもずっと追求し続けて参ります。

そして、本当の意味で「おいしい」と言って頂ける商品をこの宮古で作って行ければと思います。

 

 

食品会社に勤めてまもない私ですので、まだまだ知らないことだらけですが、

知らなかった自分だからこそ、食品会社・工場で感じたことをブログで書き、少しでも食品について知って頂ければと思います<(_ _)>

 

りな<二:三